9月1日は防災の日。早朝からの豪雨と雷に起こされましたが、我が家の近辺では特に被害はなく平常通りの朝を迎えることが出来ました。政府は南海トラフ地震が発生したとの想定で総合防災訓練を実施したしましたが、私達庶民は災害に対する心構えを持ち、命が助かる方法を常に頭に入れておくことが大事だと思っています。「災害は忘れた頃にやって来る」昔の人の言い伝えは防災の教訓として身に付けておきましょう！
　剣道を学ぶ者には「残心」の大事な事を先生から教わりますが、剣道ばかりではなく、武道、茶道、謡曲、舞などの日本の古くから伝わる習い事は、残心を大事に致します。剣道は人間形成の道です。私欲を捨て、公正な人生を歩むことが求められます。
　「学剣克己」道場に通う子供達や後進の剣士からは、小手、面、胴、突の打突を受けて、正確な打突には褒め、己が繰り出す打突には「残心」が伴っているかを考えますが、剣道の教は、日常の生活の中でこそ生かされることが大事だと思います。
　剣道の品位や格は修行に依って身に付くもので、自然の摂理の中を生きる者として、この国に生活する者は国や社会への貢献はあたりまえの事で、人間として生る者には「残心」は”あたりまえ”の事でありましょう。
　日本国に生まれ、健康に自分の与えられた道を粛々と暮らしていますが、残心の大事さを悟り、見苦しい生き方にならぬようにと心かけて生きて行きたいと思っています。

　心身の修行は、座って修行するのが座禅、立って修行するのが剣道だと言います。
　頭は無心、呼吸は丹田呼吸、眼は半眼（遠山の目付け）、心を整え、体を整え、呼吸を整え、無心、無我。剣道では、心の動き、体の動きを悟り打突が行われますが、打突の好機は、1.出頭（でがしら、でばな）、2.引くところ、3.居付いたところ、4.技の尽きたるところ、5.受け止めたところ、6.心の乱れたるところ、7.実を失って虚となったところ、以上の中で、出頭、技の尽きたるところ、居ついたところの三つは最も大事な打突の機会とされています。

成蹊大学剣道部：5年前より「多くの剣道人との交流」を目的に開設・運営しているとのこと。剣道サイトを検索して当ホームページを訪問してくださいました。

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